やさしいデジカメ活用術 Vol.5

 画像取り込みエトセトラ

デジカメは一つの選択肢
 デジカメで画像を取り込む方法は、なんとなくおわかりいただけたと思います。
 画像をパソコンに取り入れたいと思ったら、デジカメがないとダメということではありません。
 普通のフィルムで写すカメラだったら、プリントしてある写真をスキャナという機器で取り込むことができます。コピー機のように平らなガラス面があり、そこから印刷物を読みこむタイプのものをフラットベッドスキャナと言います。
scaner2.jpg (27976 バイト)
 実は、画像を印刷することを念頭に置いた作業では、デジカメを使うよりもスキャナを利用した方が、鮮明に取り込めることが多いのです。
 フラットベッドスキャナの解像度は300dpiから1500dpiぐらいです。家庭で使うタイプのものはA4サイズまで取り込めます。300dpiでもデジカメより鮮やかに画像を読み込んでくれます。フラットベッドスキャナの安いものは1万円以下で買えますから、初期投資の一番安い選択肢です。
 スキャナにはOCR(文字読取装置)としての使い道もあります。文書をスキャンすると、文字情報としてデータを取り込めるので、それをワープロソフトなどで手を加えることができます。
 プリンタにスキャナの機能がついたものもあります。この場合、冊子状のものからは画像を取り込めない機種があります。
 写真のフィルムから画像を直接取り込むフィルムスキャナは、プロの印刷現場でも活躍しています。2000dpi以上の解像度を誇り、置く場所はフラットベッドスキャナよりも狭くて済みます。フラットベッドスキャナに透過原稿用のアダプターがある場合は、フィルムからの画像取り込みもできます。
 また、デジタルビデオなどから動画や静止画を取り込む方法もあります。
 環境と目的に合わせて私たちの世界をパソコンに取り入れて楽しみましょう。

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