やさしいデジカメ活用術 Vol.2

 撮影の心構え

どうせ撮るなら効果的に、積極的に!
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 どこかへ旅行に行き、記念に風景を撮ってくるのは日本人の習慣。日常的にカバンの中や車の中に携帯すれば、さらにシャッターチャンスに恵まれます。
 デジカメを携帯するときには、その画像をあとでどのように利用するかを考えておくと、構図が決まりやすくなります。初心者が陥りやすいミスは、『何を写したかったの?』と考えてしまうような、人物の撮影です。家族や知人の表情を豊かに表現したいならば、とにかく人物に接近しましょう。ズームがついていなければ、3メートル以内に近づかないと大きく撮れません。
 デジカメで人物を大きく写すメリットは、小さな画像を拡大して使うよりも、大きな画像を縮小するほうが、きれいに仕上がることにあります。さらに、顔は画面中央に写るようにしましょう。画面の四隅は、画像が歪んでしまうため、女性の晴れ姿をこの位置に持ってくると、後悔の種に。顔を大きく写すときには、同じ場所から2枚撮る癖をつけておくと、瞬(まばた)きと同じタイミングでシャッターするミスの防止につながります。
 建物や通りなどを撮るときには、斜めから見た構図に心がけると、立体感が出てきます。台に乗ったりしゃがんだりして、上下の視点の違いも試しましょう。曲線が絡み合った構図もチャンスです。面白い構図を見つけたら、とにかく記録しておきましょう。防水タイプのデジカメも登場しています。雨の日や海中での撮影なども新しい価値観を与えてくれるかも知れませんね。
 また、ちょっと暗く写ってしまったからといって、すぐにがっかりすることはありません。デジカメの画像は、あとでレタッチソフトで明るさやコントラストなどの修正ができて生き返るので、ダメもとでも撮っておきましょう。
 液晶画面がついている機種ならば、撮ったその場で画像を確認できます。どうしようもない画像を撮ってしまったら、その場で画像を消去できるのもデジカメの強みです。
 予備のバッテリーと記録媒体も、デジカメ本体と一緒に持ち歩きましょう。特にデジカメのバッテリーは、すぐになくなってしまいます。単三電池で動かすものは、充電式のニッケル水素電池にすると良いでしょう。その充電器も必要です。

 


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