デジカメ 製品レポート No.002

 京セラ
CONTAX N DIGITAL


35mm判フルサイズCCDを搭載した一眼レフ機

 

 銀塩ユーザーも待ち焦がれていた35mmCCD搭載の一眼レフデジカメが、ついにベールを脱いだ。

 世界で一番乗りのメーカーは京セラ。CONTAX N DIGITALがそれである。 MF/AF切換を自在にコントロールできる「デュアルフォーカスメカニズム」、世界初の「対角5点測距」、「ピント位置3段階自動ずらし機能(フォーカスABC機能)」といった新機能を搭載し、銀塩の「CONTAX N1」をベースに開発された。発売予定日は当初2002年2月1日だったが、3月12日に延期された。価格はボディのみで800,000円。販売目標1000台/月(国内・海外計)。

 2002年1月19日現在、メーカーとして製品版の実機を貸し出せない段階であるので、プレスリリースで公にされた主要な機能・スペックを以下に掲載するにとどめたい。

 

背面

     
 

 
   『CONTAX N DIGITAL』の主な特長

1.有効画素数629万画素を実現する35mm判フルサイズCCDを採用
 デジタルカメラの心臓部である撮像素子に、629万画素・35mm判フルサイズ(36mm×24mm)CCDを採用。35mm判フォーマットでフルサイズCCD搭載カメラは、世界初です。カールツァイスT*レンズとCCDの幅広いダイナミックレンジが相まって、コンタックスの名に恥じない、高品位なデジタル映像を記録することができます。レンズ焦点距離の画角が35mmフィルムカメラと一切変わらないため、従来のフィルム撮影と同感覚で作品づくりに専念することができる、一眼レフシステムカメラです。「撮影のための最高の道具を提供する」というコンタックスの思想を、デジタルにおいても忠実に実現しました。

2.京セラ固有の単結晶技術による薄型ローパスフィルタ
 光学ローパスフィルターは、画質に大きな影響を与える色モワレ現象を軽減するために、特定空間周波数を除去する無色結晶フィルターです。このローパスフィルターに京セラ固有の単結晶技術を応用した高複屈折ニオブ酸リチウムを使用することによって、その厚みを従来の約1/6に押さえることができ、フルサイズのカメラが可能になりました。

3.リアルタイム思想を継承する高速処理
 「N DIGITAL」は画像処理専用高速DSPを搭載したことにより、リアルタイムプロセッシングが可能となり最高毎秒3コマの撮影を実現しています。またパソコンとの接続インターフェースは、高速で信頼性の高いIEEE1394を採用しています。629万画素(有効画素)のCCD・RAWデータを高速でパソコン側に転送する事が可能で、大量のデータ処理が短時間で行えます。

4.多彩な画質記録モードを搭載
 画質モードは圧縮率を3種類選択できる最も一般的なJpeg形式、非圧縮 TIFF形式、パソコン上で色処理を行うRAW形式を搭載いたしました。特にRAW形式は、スタジオ撮影等コマーシャルフォト分野で重宝されるモードです。ポータブルタイプのパソコンと接続することにより、アウトドアでも高速の連続撮影が実現できます。

5.各種ホワイトバランスを搭載
 ホワイトバランス機能は、本体内蔵の色検知センサーにより自動補正が可能な「オート」及び、被写体の特定部分で基準白色を予めワンプッシュでセットできる「ワンプッシュプリセット」、あらかじめ色温度を段階値で任意指定できる「カスタム」の3つを搭載致しました。様々な撮影シーンに於いて、ホワイトバランスを使用者の意のままに設定することが可能です。

6.撮影アシスタント機能
 露出範囲の確認、補正幅の設定など視覚的に把握出きるヒストグラム表示(明部から暗部までの信号分布グラフ)や、撮影時・再生時のピント状況確認などに便利な撮影アシスタント機能を搭載いたしました。また画像ファイルに書き込まれた露出情報や、その他ファイル情報も同時に表示します。

7.見やすい再生用液晶モニターを搭載
 カメラ背面には、撮影画像や各種データを美しく・見やすく表示する、20万画素TFT2.0型・低温ポリシリコン液晶モニターを搭載しました。各種設定や画像情報表示も、判りやすいグラフィク・ユーザー・インターフェース(GUI)と共に、非常に使いやすいものに仕上がっています。露出チェックやピント確認、ファイル情報の閲覧等にも威力を発揮します。

8.記録媒体は CF type T/U 、マイクロドライブに対応
  本体内蔵の記録媒体には汎用性が高く、大容量のものが入手しやすいコンパクトフラッシュ(CF)を採用しました。本スロットはもちろんIBM社製マイクロドライブ(510MB、1GB)※1にも対応しており、CF以外の大容量メディアの使用も可能です。
※1;340MBにつきましては、初期生産分の340MBを除いてご利用いただけます。本機でご利用いた
 だける340MBマイクロドライブは、マイクロドライブ本体の裏面、もしくは梱包袋、または白箱
 の側面に書かれているバーコード下の文字列の一番右の文字が”D”と書かれているものです。

9.CONTAX N1の基本機能を全て踏襲
昨年秋に発売致しご好評を頂いております、「CONTAX N1」の基本機能を全て踏襲致しました。従って35mmフィルムカメラと全く同じ操作感覚で媒体を意識することなく、撮影に集中することができます。「N DIGITAL」が搭載しております機能(項目)は下記のようなものがあります。
   1)「デュアルフォーカスメカニズム」
   2)「対角5点測距」
   3)「フォーカスABC機能」
   4)「最高速1/8000秒、ストロボ同調速度1/200秒」
   5)「評価測光、中央重点平均測光、スポット測光」  
   6)「ストロボオートセット機能」
   7)「マウントアダプターNAM−1」(別売)使用可
   8)「カスタム機能搭載」

10.Nシステム(N1、NX)の資産を継承
上記の従来から販売しております「CONTAX N1」用、今回本機と同時発表します「CONTAX NX」用のNマウントレンズ・Nシステムアクセサリーは、ほとんど全てのものが使用可能です。(一部バッテリーホルダー等を除く)また、CONTAX645用レンズやTLAフラッシュシステムなどその他多くのシステムアクセサリーもご使用いただけ、システムの幅が大きく拡がりました。


▲ 以上、京セラ発表
 

サンプル画像
 
  近日公開予定
 
 

製品仕様
 
   『CONTAX N DIGITAL』 の主な仕様

型式 フォーカルプレンシャッター式AF/AE一眼レフデジタルカメラ
撮像面サイズ 36×24mm
撮像素子 35mm判フルフレーム正方画素RGB原色CCD
カメラ有効画素数 629万画素
記録画素数 613万画素(3040×2016画素)
記録方式 JPEG(圧縮率1/4、1/8、1/16)、RGB-TIFF、RAW(12bit)
 (RAWデータは専用RAWデータ処理ソフトにより現像できます)
記録媒体 コンパクトフラッシュTMカード(タイプT、U準拠)、
 マイクロドライブTM対応※1
ファイルサイズ JPEG1(1/4圧縮) 約3MB
 JPEG2(1/8圧縮) 約1.5MB
 JPEG3(1/16圧縮) 約0.8MB
 RGB-TIFF 約18MB
 RAW 約9MB
ホワイトバランス オート、蛍光灯、ストロボ、ワンプッシュプリセット、
 色温度設定(既定値から選択)
オートホワイトバランス 内蔵専用センサーによる
画質調整 トーンカーブ、輪郭強調
液晶モニタ 2.0型低温ポリシリコンTFTカラー液晶20万画素
再生表示 1コマ、9コマインデックス
 再生ズーム、ヒストグラム表示、ハイライト表示可能
レンズマウント CONTAX Nマウント
シャッター型式 縦走行フォーカルプレンシャッター
シャッタースピード Av、P:32秒〜1/8000秒
 Tv、M:シャッターダイヤル設定…4秒〜1/8000秒
 コマンドダイヤル設定…32秒〜1/8000秒
 B:バルブ  X:1/125秒
シンクロ接点 X接点(1/200秒以下で同調)、
 ダイレクトX接点、およびシンクロターミナル付き
セルフタイマー 電子式、作動時間2秒、10秒
シャッターレリーズ 電子レリーズ方式、専用ケーブルスイッチソケット付き
露出制御
 1. 絞り優先オート 2.シャッター優先オート
 3.プログラムオート 4.マニュアル露出
 5.TTLオートストロボ
測光方式 TTL評価測光/中央重点平均測光/スポット測光切り替え式
測光連動範囲 評価測光:EV0〜21、中央重点平均測光:EV0〜21
 (ISO100、F1.4) スポット測光(ファインダー中央部直径約3mm):EV3〜21
撮影感度 ISO50〜1600相当(1/3ステップ)
AEロック 像面光量記憶方式
露出補正 +2EV〜−2EV(1/3または1/2ステップで設定可能)
 露出のA・B・C機能 露出のA・B・Cレバーの設定による露出補正、
 補正幅±0.3EV/±0.5EV/±1EV
ストロボ連動調光方式 TTLダイレクト調光方式
ストロボ同調 専用ストロボの充電完了によりシャッタースピード自動切り替え
ストロボオートセット機能 同社オートセット機能付きストロボと組み合わせることにより可能
後幕シンクロ 後幕シンクロ機能のある当社ストロボと組み合わせることにより可能
測距方式 TTL位相差検出方式(対角5点測距)
測距モード シングルAF、コンティニュアスAF(動体予測あり)、マニュアル
フォーカスA・B・C機能 フォーカスダイヤル設定による自動フォーカス補正機能
ファインダー ペンタプリズム使用のアイレベル型(ロングアイポイント式)、
視野率:95%、倍率:0.73倍(50mm標準レンズ無限遠、視度−1Dの時)、アイピースシャッター付き
視度補正 視度補正機構内蔵、補正範囲−3D〜+1D(別売りFMタイプ、2種類)
フォーカシングスクリーン 全面マット(FX-2)を標準装備、スクリーン交換可能(FXタイプ)
ファインダー内表示 フォーカスフレーム、露出のA・B・Cマーク、フォーカスA・B・Cマーク、撮影カウンター/セルフタイマー時間/露出のA・B・C、フォーカスA・B・C撮影順序、測光マーク、ストロボマーク、フォーカス表示、絞り値、シャッタースピード、露出メーター/露出補正値/測光差、露出補正マーク、マニュアル露出マーク
表示パネル
 上面 撮影カウンター/セルフタイマー時間/露出のA・B・C撮影順序/フォーカスA・B・C撮影順序/バルブ時間、フォーカスフレーム選択表示、露出補正値(露出補正ダイヤルグリーンポジション時)、ドライブマーク、電池容量マーク(撮影時)、絞り値、シャッタースピード/撮影感度/カメラ部カスタムファンクション
 背面  撮影カウンター、記録方式、ホワイトバランス、デジタル部カスタムセット、メモリーカード蓋警告、電池容量マーク(再生時)
ドライブモード 1コマ、連続、セルフタイマー(2秒、10秒)
連続撮影 最高約3コマ/秒(新品電池使用、常温、当社撮影基準による)
撮影カウンター 上面・背面表示パネル、ファインダー内とも減算式、カメラ上面表示パネル及びファインダー内は99枚以上を”99”と表示
アクセサリーシュー ダイレクトX接点(TLAストロボ連動接点付き)
外部インターフェイス IEEE1394
電源 単3形ニッケル水素充電池4本、専用ACパワーアダプター
バッテリーチェック 自動チェック式、表示パネルに表示
撮影ショット数 500ショット 以上(常温、JPEG3、当社撮影基準による)
その他 露出チェックボタン、絞り込みボタン、AF補助光付き、カメラ部カス タム機能、デジタル部カスタムセット、 縦位置レリーズボタン(ロッ ク有),フォーカスターゲットセレクター
寸法/質量 152.0(幅)×138.0(高さ)×79.5(奥行き)mm 、990g(電池別)
同梱品 単3形ニッケル水素充電池4本・急速充電器、ACアダプター、ストラップ、CCDパラメータCDR

※1;IBM社製マイクロドライブは512MB、1GBのものが使用できます
340MBにつきましては、初期生産分の340MBを除いてご利用いただけます。本機でご利用いただける340MBマイクロドライブは、マイクロドライブ本体の裏面、もしくは梱包袋、または白箱の側面に書かれているバーコード下の文字列の一番右の文字が”D”と書かれているものです。

▲ 以上、京セラ発表
 
 

 

 

参考URL
 
 

Kyocera Camera World

 

 

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